蓮池ビオトープ・原市沼の古代蓮

「原市沼を愛する会」公式ブログ・埼玉、上尾市原市沼で古代蓮の育成を行っているボランティアグループのブログです。埼玉県生物多様性保全団体。

2013.6.9./2013のブログ始めます。

 今年も蓮の花の時期がもうすぐやってきます。それでは、今年も蓮池のようすをお知らせします。ちなみに今年の蓮池の一般公開は、6月20日木曜日からです。

 一枚目の写真は、定点観測です。去年もやりましたが、今年もやってみます。

f:id:haraitinuma:20130606151146j:plain

 

 今の蓮池のようすですが、例年のように今年も蓮の花が見られそうです。最初の花が見られるのは、6月20日前後になると思われます。立ち葉が揃った池では、花のつぼみも幾つか見られピンクに色づいてきました。

 

f:id:haraitinuma:20130606153132j:plain

 

 ただ、心配なのは、例年に比べて雨が極端に少ないためか、21ある池のなかで幾箇所かで、立ち葉の成長の悪いところがあり、蓮池全体で見るとマダラ模様だということです。去年の6月初めの写真を見るとすでに、立ち葉は、きれいに揃っているのがわかります。

 

f:id:haraitinuma:20130606153325j:plain

 

 そして原市沼の蓮池で古代蓮とともに忘れていけないのが、オニバスです。オニバスは、埼玉県希少野生植物種 、環境省絶滅危惧Ⅱ類、 埼玉県絶滅危惧Ⅰ類に指定されていて、埼玉県内では、原市沼のほか3カ所でしか見ることのできない希少種です。去年は

春先にアメリカザリガニの被害にあってかなり成長が遅れましたが、今年は、すでにハート形の幼葉が沢山見られます。オニバスの様子もときどき、お知らせしていきたいと思います。