蓮池ビオトープ・原市沼の古代蓮

「原市沼を愛する会」公式ブログ・埼玉、上尾市原市沼で古代蓮の育成を行っているボランティアグループのブログです。埼玉県生物多様性保全団体。

蓮の花を育ててみよう‼

 このブログでは、原市沼の古代蓮・蓮池のようすを、お知らせして行きますが、蓮に関連するいろいろなことも取り上げて行こうと思っています。

 まず始めに「蓮の花を育ててみよう‼」

 蓮のタネから育て、蓮の花を咲かせてみようという2年がかりのチャレンジです。

来年の夏に蓮の花を咲かせることができるでしょうか。

 

◎タネの準備をします。

 蓮のタネは、非常に固いのでタネの表面を削って発芽処理をしたものを使います。

f:id:haraitinuma:20130609121211j:plain

 蓮のタネを水に浸けて発芽させます。

f:id:haraitinuma:20130609121249j:plain

◎育成用の容器を用意します。今回は、直径45センチ深さ30センチのポリ容器を

使います。これより大きければ、どんな物でも良いのですが、花を咲かせるためには

これより小さなものは不向きでしょう。

f:id:haraitinuma:20130609120524j:plain

◎用土を用意します。今回は、蓮池の泥を使いました。水田の泥でもよく、なければ園芸用の黒土と腐葉土を混ぜたものでもかまいません。

f:id:haraitinuma:20130609120546j:plain

ポリ容器に12センチほど泥を入れました。

f:id:haraitinuma:20130609120819j:plain

 

泥を用意したならば、肥料(園芸用の化成肥料)を蒔き用土とまぜておきます。

 

◎芽の出たタネを植えます。1週間ほど水に浸けて5センチほどに発芽させたタネをひとつずつ植えます。タネを蒔くというより泥の中に植えるという感じです。

f:id:haraitinuma:20130614143828j:plain

f:id:haraitinuma:20130614144522j:plain

f:id:haraitinuma:20130614144503j:plain

◎水を入れます。

f:id:haraitinuma:20130615095719j:plain

 

◎4日から1週間ほどで蓮の幼葉が水面に浮いてきます。

f:id:haraitinuma:20130620130104j:plain

◎茎の長さを見ながら水を深くしていきます。

f:id:haraitinuma:20130622123650j:plain

 

☆同じように、我が家で蓮の花を咲かせてみようと思われた方、「発芽処理をした蓮のタネをさしあげます。」ので原市沼の蓮池においでください。蓮池の受付で差し上げていますので、スタッフにお申し出ください。

  くれぐれも念のため、この容器に花が咲くのは、うまく行けば、来年2014年の夏です。